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黄金の鉄塊(ゴールデン・ハンマー) C 自然文明 (4) クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター/狩人組合 4000 ■<ヒット&ハイド>[自然(3)](このクリーチャーを[自然(3)]を支払ってマナゾーンから召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを自分のマナゾーンに置く) ■マッハファイター 作者:wha +関連カード/0 【十王篇企画】ウォー・オブ・ザ・キングダム カードリスト:wha 評価 名前 コメント
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コレクション一覧へ 交換アイテム:黄金のメイド*1 ボーナス:700キラン アイテム 入手方法 価格 ドレス クエスト:黒いドレス、謎のギフト 不可 エプロン クエスト:メイドさんのレースエプロン、謎のギフト、寝室 不可 靴 クエスト:ヒールの靴音、謎のギフト、友達手伝い 不可 ボンネット クエスト:エルザの頭飾り、謎のギフト 不可 ホコリ取りブラシ クエスト:ピカピカで整理整頓、謎のギフト、寝室 不可 チャージアイテム 個数 メビウスのバンド 1 シュレーディンガーの青箱 1 二重のメビウスの輪 1 クエスト:ギフトパッキング、ひどい金切声
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「『同類に会って来い』と課長より命令を頂きました」 応対に出た少年は、そいつを見て卒倒した。 「通常戦闘と異なる、特異な状況データをご所望でありますね」 巨人同士が対峙する様は既に特異だが、言葉に反し間近に位置したそいつの目が明滅しているのに、誰も気付かなかった。 「…特定の命令と『維持』の二種のみ魔核に記録。周囲の魔素を取り込み、外装を維持…了解…ゴーレムとは低位魔導労徒の名称でありましたか」 『ろうっと?』 『僕にはろぼと、って聞こえたよ?』 意味不明な言葉に困惑しつつ、少年達はその場を離れ、開始の合図を出す。 「…小生と酷似した方に、お会いしたいと考えておりましたが」 返答は横薙ぎの鉄拳。漆黒の頭部を直撃し、無機物が衝突する凄まじい音が響く。 『マトモに当たった!?…あれ?』 「―威力の殆どが質量によるものですな。衝撃は課長の掌打の1/15。―では、参ります」 呟くや、地面を滑る―脚を全く動かさず後退。 瞬時に50mの距離を取る速度と頑丈さに驚嘆の声が上がるが、逆襲の手段は―? 「―霊網(アストラルネット)に接続。破損破損成功。直近の魔核への干渉開始」 空気を僅かに振動させたのみで、開けた距離を詰める姿に、誰もが小首を傾げる。 もし今、両者に近付く者―召喚術か死霊術に長けた者が居れば、二体を繋ぐ、眼に見えぬ”流れ”を感じたろう。 今度こそと振り上げた巨腕は―不意に錘を付けられた様に下がり―のみならず、石巨人はゆったりと腰を降ろすと、両手を広げ降参の姿勢を取った。 『命令の上書き?!他人の術式を読み取って干渉する高位術…例え導師級でも、あの距離で動作も呪文も無しに…歩きながら仕掛けられる筈が無い!』 「術式干渉ではなく、霊網干渉(アストラルハック)であります。攻性防壁を三重にして、対異分子守護天使を導入すべきですね」 またも訳の分からぬ言葉だが、仕掛けた事は分かる。 今や二対を繋ぐ流れは輝きを帯びて波立ち、後ずさるゴーレムを捕えている。 『ゴーレムが?怯えてる?!』 「強制転写への魔素の抵抗反応であります。無機物の外装にも精霊界の干渉が有り、魔核に現界の主要素たる魔素を取り込む以上、世界意識が微量存在します。決して”無”心ではありません」 波が一際輝くと、ゴーレムの至る所から”何か”が抜き出され、髑髏面に吸い込まれた。 「転写完了―驚かせてしまいましたね。暫し休みなさい」 異常に長い指先がちょんと触れるや、ゴーレムを形作っていた巨石全てが、へたり込む様に崩れ、派手な砂埃を上げた。 「干渉は一時的な上書きと転写に過ぎません。一刻後、貴方の命令に従い再構築されます。労徒も街の民。殺めは致しません」 『…あの…ゴーレムに心が有るって、初めて聞く説ですけど…だったら、この実験も…?』 不安は当然だ。人形と扱っていた物に心が有ると言われ―現実にそれらしきものを見せられては… 「この様な実験にのみ幾千回も晒せれば、敵意が生ずる可能性は有りますが、熱意と愛情で接すれば大丈夫であります。労徒は子犬に類似しております。小生は人族と労徒が相愛関係となった例も記録しております」 『…はい』 …真偽は怪しいが、少なくとも一人の学生の熱意は消えずに済んだ様だった。 「職務ですので、報酬は結構であります。労徒と小生の類似性に関しては、疑問が残りますが」 似てるだろ…誰もが思ったが、口にすると事態を複雑化させるので、曖昧な笑顔で頷いた。 「魔導労徒の記録を転写させて頂きました。興味深い方々が本件に挑戦されておられます。課長の目的はこれでありますか…」 嫌な音を立て、怪物は頷いた。
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「マッシグと飲みに行くのに奴を放し飼いにゃあできねー。で、タダで施錠のルーンをもらえるってんで来てはみたが、思ったよりこりゃ厄介だなー」 ミヒャエルは目の前に聳え立つゴーレムを見て苦笑を浮かべた。 問題はミヒャエルがケンカにはまったく不慣れと言うことである。 しかし、まぁ、これでもその場しのぎの逃道と対応策を探すことには少しばかり自信はある。 モノは考えようだ。 勝負をせねばなら無いからといってバカ正直に真っ向からガチンコ勝負を挑んで相手を倒す必要は無い。 負けないこと。 それが即ち勝利である。 国が威信をかけてやるドンパチ騒ぎではなくこれは試合だ。 何でもありのデスマッチではなく常識内でのルールと言うものが存在する。 ならばそこに立ち入る隙はある。 「ま、とりあえずやってみっか!」 言うが早いかミヒャエルは着ていた外套を外した。 そこから現れたのは大きくも美しき二枚の白き翼。 見た目は完全に白ムチの小太りしたオッサンだがこれでも彼は天使である。 「生まれてこの方このミヒャエル、乱暴事には縁が無ぇ」 言うが彼は空を飛んだ。 ゴーレムが腕を振り回し、彼を取れようとするが紙一重でそれを巧くかいくぐる。 「俺は戦人でも暗殺者でもねぇ。天使だ。俺に出来ることといえば縁を結ぶこと位」 ミヒャエルは素早い動作で印を結ぶ。 彼の両手が淡い光で包まれた。 そして、彼は唱える。 「ラブラブエッサイム!」 それは魔法の言葉。 己が技を起動させる合図。 「俺の技は縁結び。森羅万象なんでもかんでもお構い無しだ」 ゴーレムの小指が淡い光を放つ。 そして、その指先から淡い光る糸のようなものがスルスルと飛び出し、その先がミヒャエルの手に治まった。 「もっとも、 これで人を殺すことも倒すことは出来ねぇが…」 ミヒャエルはそのまま地面に着地。 素早く辺りを見回し、 「ちょっとした出会いのきっかけを作ることは出来る」 言うが近くを歩いていた一匹の子猫に結びつけた。 刹那、ゴーレムの心に何かが走った。 目の前の子猫を見つめる。 可愛い。 暖かなものが宿る。 それは今まで感じたことのない感覚だった。 何だこれは? この胸をくすぐる感覚は。 戸惑いが彼の心に宿る。 ゴーレムの動きが止まった。 じっと両者の視線が重なり合った。 子猫が「にゃあ」と可愛く鳴いた。 愛おしい。 その思いが彼の全身を支配した。 オズオズと子猫に手を伸ばし抱き上げるゴーレム。 その手の中で子猫は気持ち良さそうに目を細める。 すっかりくつろぐ子猫を手にゴーレムは動くに動けなくなってしまった。 ぶわさと外套を羽おり、ミヒャエルは続けた。 「とは言え俺が出来るのは出会いのきっかけを作ることのみ。その後芽生えた縁をどう育てるかは当人次第になる。縁結びと言うととかく色恋沙汰に考えがちだが、愛にしても縁にしても色んな形があるからねぇ」 そうして、彼はじゃれる猫に心なしか嬉しそうに触れ合うゴーレムを微笑ましく見つめた。 「願わくば結んだ縁が良きものになりますように」
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「そんな暗い顔するなって!」 眉間に深い皺を作ったまま黙り込んでしまったマッシグにミヒャエルは言った。 「誰のせいだと思っている…」 呻くようにしてマッシグが答える。 ミヒャエルとの会話で彼は言いようの無いショックを受けていた。 天使の口から語られた言葉は彼の今までの価値観を揺るがすには十分なものだった。 確かに彼は司祭としては優秀とは言い難い。 だが、神殿に籍を置く以上、その一員であるということに誇りを持っていたし、聖人という存在に対してもも純粋な憧れを持っていた。 だが、天使は言った。 聖人は人の都合の言い解釈で産まれた存在。 聖典はその為の道具と。 辛辣にバッサリやられた。 だが、悔しいことに何も言い返すことができなかった。 それは彼の言葉を心のどこかで受け入れてしまったからに他ならなかった。 ミヒャエルは落ち込んでいるマッシグに言った。 「凹んでも意味無いぞ。しかたないじゃん」 軽い調子で言うミヒャエルをマッシグは無言でにらみつけた。 だが、気にした風も無く彼は続ける。 「聖職者って言っても、生きていかなくちゃなんないだもん」 「何が言いたい?」 「信仰だけじゃ食ってけ無いってこと。例えばお前が今此処で酒飲んで飯食えるのだって、給料貰ってるからだろ? じゃあ、その給料って元は何よってハナシ」 「信徒たちからの寄進だ…」 苦々しげにマッシグ。 ミヒャエルは小さく頷く。 「神殿で働く人間だって霞食って生きてる訳じゃない。養っていくには金が要る。金を集めるには教えを説いて、信者を増やさなくっちゃならない。そうしないと神殿は廻らない。その為には事実くらい捻じ曲げるだろ」 「だが、神職に付くものとしては…」 「神職らしからぬ生臭い話なのは事実だな。確かに表に出すべきもんではないだろうよ。だがな、本音と建前ってのは別だ。神殿だって突き詰めれば商売なんだぜ?」 「違う!」 「どう違う?」 「我々は人の幸せの為に働いている」 「だから、幸せを売って金を貰ってるんだろ?」 矢継ぎ早に出されるミヒャエルの言葉。 マッシグは不機嫌な顔でむっつり黙り込んでしまった。 それを見て、天使がフンと鼻を鳴らす。 「何がそんなに気に入らないのか知らねーけどさ、俺は別に教えを説いて金を儲けるのが悪いこととは思わないがね」 「神の使徒のすべきことではない!」 「そうか?人間が生きてくには金がいる。なら稼ぐしかないじゃん」 「天使の言葉とは思えんな」 「天使だからこそ言えるってこともある。宗教を商売として考えてみろ。これほど難しいものは無いぞ。何しろ形に無いものを売り値段はキモチ次第だ。逆に言えばこれほどシビアなものも無いかもな」 朗々とミヒャエルか語る。 対してマッシグは険しい顔で聞いていた。 実は彼は今ミヒャエルが話していることと同じような話を聞いたことがある。 ニュアンスは違うが、イットーから。 『誰かに何をしてやろうじゃないんだ。何かをしたいと行動して、そしてその誰かは誰かに何かをしてあげたいと思う。結局何をするにしても最後に決めるのは自分の気持ちじゃない?』 神殿を頼ってくる人は何かしら悩みを抱えている。 それを手助けするのが司祭の役目ならば、その対価に信者は布施を払う。 それは値段の無い気持ち次第のもの。 それを得て、神殿の者は生きている。 それは確かに事実だ。 「神殿は布施や寄進で糧を得る。そして、信徒は神を信じることで心の平安や癒しを得るんだ。なら、バランスは取れてる。お前が言ってることは上から人を見たただの傲慢だ。お前が聖職者だというならば自分の仕事で得た充足に対し支払おうとする対価をはねつけるようなことは言うべきじゃない。それはその人の気持ちを無碍にすると言うことだぜ?」 そう言うと、ミヒャエルはくいっと酒を飲んだ。 そして、言った。 「そんな頑なにならなくってもさ、もちつもたれつでいいじゃねぇか」 「そう、かもしれん…」 マッシグは力なく頷いた。 神の教えや救いを求め人は訪れ、感謝の証として寄進をする。 ならば、それ自体を否定するということはその感謝の気持ち自体を拒否するということだ。 確かにそれは彼の言うとおり傲慢以外の何者でもない。 ミヒャエルの言う宗教も商売という言葉は些か極端だし聖職者として、諸手を上げて賛成するわけには行かない。 しかし、言わんとしてることは分かる。 人はパンのみで生きるならず。 だが、パンがなければ生きてはいけない。 つまりはもちつもたれつなのだ。 マッシグは苦笑を浮かべ、言った。 「お前が始めて神の使いに見える」 「やめろって、柄じゃねぇから気持ち悪い」 心底気持ち悪そうにミヒャエル。 マッシグはその様子に笑った。 その時である。 「随分と楽しそうじゃない?」 声をかけられた。 少しハスキーな女性の声だ。 声は頭上からだった。 「やべっ!」 その声を聞き、ミヒャエルの顔が強張った。 直後、彼の頭上に何かが振ってきた。 「二人とも酷いじゃない」 涙交じりの声でミヒャエルの頭上に降ってきたもの、いや男は言った。 まるで親に置いてけぼりにされた幼子のような不安げな顔だった。 マッシグはその男を見て、目を丸くした。 「イットー様…」 ミヒャエルの頭上に落ち、今は彼にしがみついている元法王。 その光景を見ながらマッシグは考える。 何故お休みになられていたイットー様がここに? と言うか何故降ってきたのだ? と、言うかそもそも先ほどの女性の声は? 「早くこれ取ってくれ!」 眉間に皺を刻み考え込むマッシグにミヒャエル。 とりあえず、促されるまま彼にしがみつくイットーを引き剥がした。 イットーは涙で顔をくしゃくしゃにしていた。 「イットー様、これは一体…」 「何でいなくなるの?」 問いかけるマッシグの言葉を断ち切る勢いでイットーが言った。 「いや…」 「酷いよ。目が覚めたら誰もいないし、ドアは壊れたままだし、一人ぼっちだし」 「申し訳ありませんでした」 マッシグは素直に頭を下げた、ミヒャエルに誘われたとは言え護衛としては軽率といわざるを得ない。 だが、ポツリと零したイットーの言葉は意外なものだった。 「捨てられたのかと思った」 「え?」 胸をえぐられるような深い悲しみに満ちた呟きだった。 その時、彼はミヒャエルの言葉を思い出した。 『見た目は萎びたオッサンだけど、アイツは頭も心もガキつーか、赤ん坊みてーに真っ白なままなんだよ』 そういうことかと思った。 確かに側に誰もいない=捨てられたという発想は子供そのものだ。 「イットー様…」 じっと彼を見る。 どこまでも澄んだ瞳が見つめ返してきた。 マッシグはイットーに言った。 「私はいつまでもイットー様の側にいます」 「ホント?」 「はい」 不安げに問うてくる彼にマッシグは頷いた。 途端にイットーの顔が明るくなる。 それを見て、マッシグは苦笑した。 これが聖人であるということか? どこまでも無垢でそれゆえに傷つきやすい。 「ありがとう」 イットーは笑顔で言った。 つられるようにマッシグも小さく笑った。 「キモい仲良しごっこしてるばあいじゃねぇぞ!」 その時、二人の間を割って入るようにミヒャエルがイットーに詰め寄った。 彼は真剣な面持ちでイットーに訊ねた。 「イットー、あいつが来てるのか?」 イットーは答えた。 「来てるよ」 「マジかよ…」 ミヒャエルは絶望的な顔をした。 今ひとつついていけてないマッシグ。 怪訝そうに言う。 「何の話をしているんだ?」 その問いに天使は答えた。 「イットーが何故ココに降ってきたのか。それは誰かが部屋に入り、連れ出したからにならない。そして、こいつが落ちてくる前に聞こえた声」 「ああ。あの頭上から聞こえた女性の声か」 そう言い、マッシグは自分の発した言葉に「え?」と言う顔をした。 「頭上?」 「そう。おそらくイットーを連れ出した奴は部屋から出るなり俺たちを見つけ、仕事をほったらかして酒飲んでる姿に怒り心頭。そのままの勢いでイットーを投げた」 「投げた!?」 「そんなことが出来る奴は俺が知る限り一人しかいねぇ」 くわっと名探偵よろしく目力入れて叫ぶ天使。 そのタイミングに合わせるようにパチパチとおざなりな拍手が飛んできた。 三人の視線が拍手のしたほうに動く。 その視線の先には一人の白い司祭服を着た女性がいた。 「相変わらず元気ね。でも、声聞いた時点で分かるんじゃない? 長い付き合いなんだから普通。前置き長いのよね、大体」 女はツカツカと三人の下に歩いてきた。 そして、クールな瞳でミヒャエルを見据え、言った。 「て、言うか、遊んでないで働け!」 その怒声に酒場全体が揺れた。
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家に戻ろうとしている所を少女は二人の女に呼び止められた。 女たちは彼女を取り囲むようにすると彼女の手を掴み、そのまま引き摺るようにして、力付くで無理矢理人気の無い路地裏へと連れて来た。 女たちは自分と同年代か少し上くらいだろう。 薄い生地の扇情的な衣服に身を包み、濃い化粧。 どこか気だるげな表情。 おそらくは娼婦と思われた。 路地裏に入ると娼婦たちに突き飛ばされ、少女は地面に倒れ込んだ。 彼女を睨み付け、娼婦の一人が言った。 「アンタさぁ…なにやったかわかってる?」 「困るんだよね。挨拶も無しにウチらのシマ荒らされると」 もう一人が後を続ける。 少女は今自分の身に何が起きているのか理解できなかった。 「シマ…?」 シマとは縄張りのことである。 つまりは彼女は知らず知らずのうちにこの娼婦たちのテリトリーで無断で商売をしてしまい、その制裁を受けているのだが、つい今しがたまで水商売のみの字も知らなかった彼女に業界用語が分かる筈もなかった。 その態度が娼婦たちの神経を逆撫でした。 「なんだい、その態度は!」 言うや娼婦の一人が少女の腹をを蹴り飛ばした。 そして、もう一人が彼女の髪を掴み、頭を持ち上げる。 「言っとくけど、アンタ、殺されても文句言えないことしてんだよ?」 「私が…何を…」 「金貰っただろ、体売って!」 「それは…」 答えようとする前に少女の頬が鳴った。 娼婦が彼女を平手打ちしたのだ。 「口答えすんじゃないよ!」 その迫力に押され、少女は黙りこんだ。 娼婦たちは彼女の懐に無遠慮に手を入れると彼女の財布を取り出した。 そして、中を開け、感嘆の声を上げる。 「ちょっと金貨だよ!」 先ほどマッシグから手渡された報酬である。 色めき立つ娼婦に少女は縋り、懇願した。 「返して下さい!お願いします、それは母の薬代にと…」 「五月蝿いね。そんなコト知ったこっちゃないんだよ!」 縋る彼女を乱暴に振り払うと娼婦は冷笑を浮かべる。 「アンタの母親が死のうが生きようが関係ないね」 「そんな…」 「文句があるのかい?」 娼婦たちに凄みをきかせ睨まれ、少女は黙り込んでしまう。 その時。 「大ありだな。悪いこたぁ言わないから、バカなことはやめとけ」 彼女たちに声をかけるものがいた。 「誰だい!」 少女、そして娼婦たちの視線が声の方に向く。 そこには一人の男が立っていた。 しかも、なんか息を切らし、前のめりでしんどそうにぜえぜえ言っとる。 「何だい、アンタは?」 不審げに訪ねる娼婦に男は言った。 「俺?俺はミヒャエルてもんだ」 顔を上げると娼婦の問いに彼は答えた。 そして、額の汗を拭い、言葉を続ける。 「まあ、別に俺のことなんか、どーでもいいじゃん。むしろ、大変なのは俺よか、アンタらなんだぜ。言っとくけど、アンタらこのままだと恐喝&強盗だかんね。さすがにマズいんじゃない?」 「はあ?」 ミヒャエルの言葉に娼婦たちが怪訝な顔をする。 勿論、当の少女もきょとんとしている。 だが、彼は気にした様子も無く続ける。 「もしやと思って慌てて追ってくりゃ、これだもんなぁ。参った参った」 そう言い、ツカツカと歩き、ミヒャエルは娼婦に近づくと鮮やかにさっと金を奪い返す。 そして、ポンと少女に投げてやった。 自分の手から金がかすめ取られたことに気づいて娼婦は声を荒げた。 「ちょっと何すんだい!」 「何って何だよ。俺は当然のことをしただけだけど?」 「ふざけんじゃないよ!」 怒号を上げ、掴みかかってくる娼婦。 ミヒャエルはそれをヒョイと交わす。 「ふざけてんのはどっちかな?」 「あんだって!」 「なめやがって、この白豚が!」 娼婦たちが口々に罵りの言葉を吐く。 ミヒャエルはニコニコと人を食った笑みを浮かべていたが。 突如。 彼の形相が変わった。 「誰が白豚じゃ、ボケ!」 そう叫ぶと自分を白豚呼ばわりした娼婦にジャンピングキックをした。 「ぎゃふ!」 突然の豹変に反応しきれず娼婦は彼の蹴りをモロに喰らう。 地面に倒れこむ娼婦。 彼女を見ると天使は言った。 「いいか?俺は豚じゃないし、白くも無い。他人よりチョット色素が薄くてふくよかなだけだ」 「は、はい…」 迫力に気おされ娼婦たちは大人しく頷く。 彼女たちの顔には「なんかめんどくさい奴とかかわっちまった」とはっきり出ていた。 「OK!じゃぁ、話を戻すぞ」 天使はそんな彼女たちを見ると満足そうな顔をする。 「お前たちはさっき俺が金が入った袋を取って、彼女に渡したのを怒った。何でだ?」 「そりゃぁ、その金はアタイたちが…」 「そこの女から力ずくで取ったものだーなー」 「で、でも、それは当然だよ。そいつはアタイらのシマで勝手に客を取ったんだ!」 「そうだ。娼婦にだって仁義はある。断りもなしにシマを荒らされて黙ってなんていられないよ」 口々に叫ぶ娼婦。 少女は身を小さくして震えてるだけだ。 天使は口元に小さな笑みを浮かべると言った。 「んー、それはどうでしょう?」 「なんだよ、そのすかした態度むかつくねー」 「文句があるならはっきり言ったらどうなんだい!」 その言葉を待ってました! そう言わんばかりにミヒャエルは彼女たちの顔を見ると笑顔でこう言った。 「彼女は娼婦じゃないんだけど」 「「はぁあ!?」」 彼の言葉に娼婦たちが声を上げる。 「ゴマかそうたってそうはいかないよ!この女は体を売って金を貰ったんだ」 「そうさ、ついそこの宿屋でね」 「体を売った?」 彼女たちの言葉を聞き、天使は目を丸くする。 そして、驚きの声を上げると訊ねた。 「ホントに? 彼女が?」 「そうだよ」 「そんで、貰ったのがその金?」 「そうだって言ってんだろ!しつこいね!」 もってまわった言い方の天使に彼女たちは苛立たしげに怒鳴る。 だが、ミヒャエルは不思議そうに首をかしげると彼女たちを見た。 「悪いけどそれはないわー」 そして、彼女たちに天使は軽い口調でこう続けた。 「だって、俺、その場にいて見てたもん」 「え?」 彼の言葉に彼女たちが固まる。 「この金を渡したのは俺の雇い主なんだけどさ」 「え? え?」 「その金は体を売った見返りじゃないぞ。これからウチで働いてもらう支度金として払ったもんだ」 「えええええええ!?」 ミヒャエルの言葉に娼婦たちは驚きの声を上げた。 もし、それが事実ならばとんでもないことである。 そうなると彼女たちの行った行為は彼が先だって言ったとおりただの恐喝と暴行だ。 「そんな、馬鹿な!だって、あたいたちは聞いたんだ!この女を『娼婦』と呼んでいるのを!」 「あーそれね。部屋から男の声で『娼婦』『娼婦』連呼してたって言う」 娼婦の抗議の声にうんうんと頷く天使。 そして、そのままの調子で続ける。 「悪いね。ソレ、誤解だわ」 「誤解!?」 再び声を上げる娼婦たち。 ミヒャエルは軽く眉をひそめると言った。 「いやぁ、話せば長くなる上にあまり愉快なもんでもないんだけど、聞く?」 「ふん聞かせてもらおうじゃないか」 挑むようにして、娼婦たちはミヒャエルを睨み付けた。 彼は「ハイハイ」と軽い調子で相槌を打つと話し出した。 「俺の依頼人はさる施設を退職し、悠々自適のご隠居だ。そのご隠居が何かしないとボケちまうってんで、新しく商売を始めようとした…」 彼の話を要約するとこうだ。 ご隠居は新しく商売を始めるべく、供を連れ、下見にこの街に来た。 出始めに店と人員の確保をしなくてはならない。 そこでご隠居は部下の男に兼ねてから旧知の仲であるミヒャエルに協力を請いに行くよう命じた。 男は街中を探し回り、苦労の末、ミヒャエルを見つけることができた。 そして、ご隠居の待つ宿に戻ってくると、ご隠居が彼女とお楽しみの最中だった。 あまりの所業に男は怒り狂い、部屋に入ると暴れ回った。 少女は男の様子に怯え、逃げ出した。 「それじゃあ、やっぱりあのコ体売ってたんじゃないか!」 それ見たことかと食ってかかる娼婦。 だが、天使は動じない。 へらへらと笑いながら、それをかわす。 「まあまあ、そう焦るなよ。最後まで話を聞けって」 「……」 少女が部屋を飛び出した後、男はご隠居に食ってかかった。 自分に仕事をさせ、その間に女といちゃつくとはどういうつもりなのか、あの女はなんなのかと。 しばらくはすっとぼけていたご隠居だったが、やがて観念したのか素直に話し出した。 彼女とご隠居が知り合ったのは数年前。 以降、密かに会っては逢瀬を重ねていた。 この街で商売を始めようとしたのも彼女の近くにいたいという気持ちがあったようだ。 そして、ご隠居は彼女を雇うつもりだと告げた。 彼女はかつて商家に勤めていたらしく、経理能力にも長けているらしい。 勿論、男は反対した。 そのような間柄の女性を雇うなど、論外だと。 二人は喧々囂々といった風で言いあった。 そんな時、ミヒャエルが二人に言った。 「当人抜きで話しても意味ないんじゃねえの?」 かくして、少女はミヒャエルに付き添われ、再び部屋へと戻ってくることとなる。 しかし、彼女が部屋に入ってくるなり、男は大声で彼女を罵った。 体を使い、ご隠居に取り入るとは、どういうつもりだ、この娼婦め! 「と、まあ、声高らかに何度も叫びまくりやがったワケよ。その馬鹿は…」 「その時の言葉をアタイたちが聞いたってワケか」 苦々しく言う娼婦。 「まー、多分アレだね。あの馬鹿、ご隠居が彼女に惚れ込んでるんで嫉妬したんだろうな。ココだけの話、前々からソイツ、そういう趣味じゃないかって話はあったんだ。しかし、まさかご隠居とはねー」 呆れ顔でミヒャエルは小さく笑った。 しかし、もう言いたい放題である。 あまりな話の内容に娼婦たちも微妙な顔をした。 「だから、あまり愉快な話じゃねーって言っただろ?」 軽く言うミヒャエル。 だが、娼婦たちは諦めない。 「だけど、その話がホントかどうか分からないじゃないか。アンタがその場しのぎの嘘をついてるかも知れない。アンタの話にはなんの証拠もないしね」 なかなか鋭いじゃんか。 娼婦の的を得た指摘にミヒャエルは内心汗をかいた。 確かにこの話はミヒャエルが事実をねじ曲げて作り上げた嘘八百の作り話である。 だが、動揺は一切感じさせず彼はカラカラと笑うと言った。 「いうねー。けど、それはアンタらだってそうじゃんか」 からかうように言う彼に娼婦たちが言葉に詰まる。 状況証拠だけで話ているのは彼女たちとて同じなのだ。 「ま。でも、俺の話が信じらんねーてのも、もっともっちゃもっともだ」 ミヒャエルは軽く肩を竦めてみせた。 そして、チラリと背後を見やると言葉を続けた。 「丁度いいや、疑うなら本人から話聞けよ」 彼の言葉に応えるように複数の足音が近づいてきた。
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淡い霧を纏う大きな湖の、透き通る翠色の水面にひらりと湖畔の大樹が葉を散らす。 ぼんやり曇る恒陽が真上から降り始める昼下がり、翡翠(ネフライト)通りの奥に在する湖に、ぱしゃん、ぱしゃんと水音を立てて水面を歩く黒い影があった。 影の名は、ユーイットという。この街での成人は14歳だが、ユーイット……ユイは成人を迎えたばかりの少女だ。 羽織る黒いマントの下、胸元に七芒星のエンブレムが覗く。"虹星の叡知(アルマゲスト)"魔術学院の学生である。 ユイが水溜りを踏むように歩く湖は、無論水溜りとは比べ物にならぬ程深い。ここに住む魚が毎日朝市に数多く並ぶのだ。 沈まぬままに歩むユイだが、踏んでいる水面を見れば彼女が木の葉のように軽い訳ではないことが解る。 ユイが足を着けた場所から、小さな水しぶきと共に光の波紋が広がっている。液体への魔術干渉、初歩にあたるものだがそれはれっきとした『魔法』だ。 ユーイット・ヴェンツェルヴィは"虹星の叡知""実践派"、バリバリの魔術師だった。 やがて辿り着いたのは、広い湖に浮かぶ小島。苔生した地面に足を踏み入れ、ユイは靴にかけた水渡りの魔術を解いた。 右手にびっしりと刻まれた契約刻印の中の、ぼんやりと薄青い光を放つ一つを白手袋を着けた左手で労わるように撫ぜると光は消え、刻印は他のものと同じくごく黒に近い赤色の模様に落ち着いた。 制服の胸ポケットから手袋の片方を取り出し素早く身に付ける。 ユイの魔術系統である精霊魔術にもいくつか流派のようなものがあるが、ユイのとる形式では契約刻印をその身に刻むことで詠唱を簡略化させる。故に行使には精霊に刻印を示す必要があった。 いちいち隠していては面倒だが、しかし刻印は精霊によって異なり、つまり刻印を晒すと見るものが見れば手の内が知れてしまうこともある。 今ここに誰がいるでもないが、魔術を使わない時は刻印を隠す事はもうほぼユイの癖となっていた。 小島には湖畔から望めるとおりに、古い城が建っている。古びながらもその造形は美しかった。 白っぽい石造りで、繋がった屋根の形が上下し、小さな城ながらあたかも多数の棟があるように見せている。 ユイはその佇まいに圧倒されていた。年月を経た建造物の異界然とした荘厳な空気に気圧され、吸い込まれるように歩を進める。 だからだろう、門の端に落ちている禁域の吊り札の残骸に気がつかなかったのは。 門を遮るようにぶら下がっていたであろうそれは、引き千切られたように打ち捨てられていた。 開きっ放しで朽ちた門から一歩、敷地内へ踏み入ってまず感じたのは不快感。進めない、進みたくないという感情が先へ進もうとしていたユイの足を留めさせ、引き返そうとその足を引く。 ユイははっとした。気づいたのは精神への干渉。魔術による警戒、人除け。 立入禁止の看板は既に用を為していないが、施されたそれだけは未だ他者の進入を拒み続けている。 魔術系統により未発動ではあるが霊装を常にその身に纏うユイの抗魔力をもってしても影響を受けるレベルの結界だ。 実際は塔指定の立ち入り禁止区域であるのでその魔術が上質なものであるのは当然だが、ユイは知る由も無い。 ユイに解るのは、このレベルの警戒魔術を施すことができる者にとってこの先に他人に見られたくないものがある、触れられたくないものがあるということ。 それはひどく好奇心を沸き立たせる。ユーイット・ヴェンツェルヴィは魔術師で、その基本的な性質に漏れず知識欲は旺盛だ。 高度な不可侵の警戒魔術によって守られた城。それこそ魔術師でなくてもそそられるものがある。 「ここに目を付けたのは正解でしたね」 魔術の警戒域の境界であろう門から一歩分だけ外側の位置で、こうでなければ甲斐がない、とユイは満足気に笑った。 薄氷色の瞳が攻撃的な色を湛えて細められ、口角がにったりと歪んだかたちに釣り上がる。 整った容姿を自ら崩してみせる、人前では浮かべることのない凶暴な笑みだった。 ここへやってきた目的から言えば何者かが立ち入りを拒んでいる場所などには用はないのだが、もはや目的などどうでもよくなっていた。 この城へやってきた目的とは何か、それは今日の朝に遡る。 ユイが師匠にあたる導師の研究室に顔を出すなり、部屋の主が告げた。 「課外講義に使えそうな霊地を探してきてほしーんだ」 「……は?」 「そろそろ課外講義をやらなきゃいけないんだけど、ぼくはなんせほら、忙しーから」 青灰色のローブを着た子供ほどの背丈の中年男性……ハーフリングの導師、"妖精遣い"ノルド・ネーベルは、ほらほら!と導師の襟飾りを引っ張って主張した。 「主にレポートの採点とか、訓練の監督とか、自分の研究とか、妖精くんたちとのお茶会とかで課外講義の場所が探せないのでー」 「私が先生の代わりに探すんですか?」 「そー!さすがユイくん、わかってるー」 ネーベルは精霊魔法の権威であり、ユイの師匠にあたる。 精霊魔法とはその名の通り精霊と密接に関わり、多くは契約をもってその後の魔術に協力を願う。 精霊魔法の使い手は、基本的には様々な種類の精霊と契約したほうが良い、とされている。契約精霊の種類がそのまま使用できる魔術に結びつくから当然といえばそうだ。 精霊はどこにでも存在するが、存在する精霊の種類は場所によって異なるため、精霊魔法の講義ではしばし課外授業に出かける。その必要がある。学院には存在しない精霊と関わるためだ。 そういう時は、精霊の多く住む(霊的な力に満ちた)、広い(生徒がぞろぞろ行ってもかまわないような)場所へ赴く。 しかし最近は、課外講義に使う霊地に困っていた。講義に使うと霊地の管理者から苦情が来るためだ。 そりゃあ一クラス分の生徒が野良の精霊と契約しようとドタバタやればそうなるに決まっている。故に課外講義に使用する霊地は万年未固定であった。 「じゃー今から行ってきてっ」 無邪気に笑うネーベル。しかし背丈がどれほど小さくとも顔は情けない雰囲気の中年男性である。 その残念な感じの生物をどうしてくれようか、ユイは迷った。もちろん、顔を殴るか腹を蹴るかでだ。 普段は穏やかな印象のユイだが、その沸点はなんというかかなり低い。 「ざけんなチビオヤジ」 結局顔に決定し拳を繰り出すが、大袈裟な動きで避けられる。類まれなる機敏さはハーフリングの種族的特徴だ。 「うわーっ!なにするんだい?!」 「」 「チッとかいう擬音では表せないような本気な舌打ちはやめて?!」 ユイは「なんでテメーのお茶会のために働かなきゃなんねーわけよ?お?」という態度を全身で示すというか攻撃しているが、ネーベルはめげない。 膝を曲げたままに踏み下ろすような所謂ケンカキックを危うくかわし、叫ぶように言った。 「ちゃんと公休にしておくからー!引き受けたら皆より先に霊地に行けるんだよ?」 裏街のごろつきよりも柄の悪い罵声を垂れ流していたユイがぴたりと口を噤む。 精霊魔法の課外講義では、主に霊地の精霊との契約が行われる。 霊地と呼ばれるくらいなのでそこにはそれこそたくさんの精霊が存在するが、契約に足るのは魔術を一定以上のレベルで行使可能な精霊のみ。もちろんそんな精霊は限られており、多くの魔術師がいっぺんに契約できるわけもなく。 つまるところ契約の順番待ちが存在するのだ。契約の内容によっては、交渉の順番が講義の時間内に回ってこないなんてザラにある。 講義以外では基本的に学生が霊地に立ち入ることはできず、そんな時は涙をのむしかないのが精霊魔法を系統とする学院生の常だ。 導師の憎たらしさにばかり意識がいっていたが、よくよく考えてみると一人で霊地を探して回るのはかなりの役得だ。霊地が見つからないかもしれぬ恐れはあれど、見つけた時は契約し放題。時間を気にする必要もない。 「喜んで行かせていただきます」 ユイはころりと導師のめんどくさがりに対する感情を殺意から感謝に切り換えて嬉しそうに微笑む。 怒りの沸点が尋常でなく低いユイだが、その分落ち着きも早い。もはや別の人格なのではと疑われるが、それは別人格はもちろん猫被りですらなく本心のままのユイだった。 「ぼくの親切心が伝わったんだねー」 ネーベルは慣れているのだろう、やれやれと胸を撫で下ろす。 ユイのこんな態度というか性質がまかり通るのは"精霊魔法の俊英(ジーニアス)"と名高いその才覚ゆえか、導師の気にしない気質ゆえか……おそらく後者だろう。 それからある程度変なところでも歩ける導師の許可状を貰い、意気揚々と塔を出たのだった。 ユイは迷わず翡翠(ネフライト)通りに足を向けた。 新しい霊地を探すとなると、地下か翡翠か、となる。この街において手っ取り早く未発見の霊地を見つけるにはおそらくそこしかないだろう。 地下に一人で行っても潜れる階層は知れているし、境界警備隊にいらぬ心配をかけるのもよろしくない。ネーベルも講義を地下でやる気はないだろう(昔やって色々懲りているはずだ)。 そういう訳で、通りの入り口から連なる花屋や薬草屋の前を通りながら思考を巡らせる。 翡翠(ネフライト)通りには山やら森やら、おまけに湖まである。さてどこを探したものか。 山。ううん、今から登るには物理的な備えが足りない。制服と革靴で登れる山などあればそれは山でなく丘だ。 森。ユイ一人が入るのは許可状で問題ないだろうが、講義にぞろぞろと生徒が大勢踏み込むなど森の住人であるエルフたちが許すまい。彼らは静寂をよしとする。まあ、仕事が終わったら入り込んで精霊を探そう。 考えながら緑の敷石や砂利に芝生と、ころころ色の変わる道を宛なく歩いていると、翠の水を湛える湖のほとりに着いた。 中の小島にはぼんやり建物の影が見える。人が住んでいるのだろうか? ユイのいる場所の近くには、湖の魚をとる時に使う小舟のための桟橋があるが、小島には船着場のようなものはない。船が連絡しているなら桟橋のあるこちら側に船着場があるはずだ。 つまりあの小島に定期的に渡るような者はおらず、よって建物は廃墟なのだろう。 人のいなくなった建造物を好んで住処にする精霊は多い。見てみる価値はありそうだ。 そして冒頭へ、という訳である。 誰かが侵入を拒む魔術を施している場所で課外講義など出来る筈が無いのではっきり言えば無駄足だったのだが、ユイにはもうそんな事どうでもいい。 今のユイの目的は講義の場所を探すことではなく、この城に何があるのかを確かめることにすりかわっていた。 ユイはさっき着けたばかりの右手の手袋を再び外す。丁寧に畳んで胸ポケットにしまい込み、さらに右袖を少し捲り上げた。 覗いたのは色の白い華奢な手首。しかし指先から、まくり上げた袖に隠れる肘、二の腕までも赤黒い大量の刻印が刻まれている。 ひとつひとつは性質により赤みを帯びる技巧の尽くされた美しいトライバル。しかしその数たるや「腕の飾り」ではなくもはや「腕の模様」の域だ。 擬音をつけるならば「ぞろり」というところか。普通の神経をしている者には不気味と称されるに違いない。 その中にもある種の美しさはある。というか、そう思わないとやってられないというのがユイの本音だ。 魔術師であることはユイの誇りだ。自分という存在を肯定し得るだけの才覚。自身には紛れも無くそれが存在するという事実がユイの柱だ。 自身の肌にその証を刻むことがその才覚を実力となす手段なら、何を迷うことがあろう。 たとえそれがちょっとヤバイ見た目になろうとも。魔術師っぽくてカッコイイじゃん!カッコイイんですってば! あーカッコイイ、すっごいカッコイイですー。本当は見せびらかしたいくらいですけど、一流の精霊魔法の使い手としては隠すべきなんて残念ですー。ああ、ほんとうに残念だなあ。うん、残念残念。 ちょっと遠くを見る目になったユイだが、気をとりなおして城を睨んだ。そして短く息を吐き、深く吸う。 三段階程の検視(サーチ)の結果、この魔術が独立形式であると分かる。魔術師の神経にそのまま繋がってはいないようだ。 警戒魔術を破った途端相手の魔術師に悟られる、という確率がやや下がった。 流石に依り代ぐらい手元にあるだろうからそれを確認されればバレてしまうがまあ致し方ない。 浸透侵入のための魔術解析なんてしている時間はないのだし。日が暮れる前には帰りたい。 潔くブチ破るとしよう。そう決定し、ユイは呪文を紡ぎ始める。 「昼の月、歪む羽揺れ、寄る辺無き嵐ひととき綴じよ」 右手の手首のあたりに刻まれた刻印の一つが若草色の光を帯びた。 途端に強い風がユイの少し手前の空間を中心に吹き荒ぶ。金茶色の柔らかな長い髪が巻き上げられる。 ユイの目の前に形作られていくのは、見えざる嵐の劔。とんでもない密度に凝縮された風が、その一振りに込められていく。 風が止んだ。なお光を放つ右手の刻印。 「目標制限、警戒術式」 制限を織り込んだ。おそらく縛りを加えぬまま振るえば城は無事ではすまない。 ユイは右手で手刀をつくり、斬り払う様に左から右へ降ると同時に叫んだ。 「閃!!」 ざん、と荒れ狂う風が城全体を斬り裂く。 警戒魔術はバチンと音を立てて弾け飛んだ。霊的質量を持つ嵐の到来で負荷がかかりすぎて形を保てなくなったのだった。 ユイが右手首の刻印を撫でると光は消え、目に見えぬ嵐の劔もほどけて消えた。 癖で取り出そうとした手袋をポケットに戻し、代わりに左手の手袋も外して仕舞う。 ここからは侵入者として領域を暴くのだ。何が起こるか分からない場所でいちいち手袋の着脱に時間をかけてはいられない。 刻印を晒せば手の内を知られる恐れがあるとは言え詠唱にもたついては命取りだし、刻印を刻んだ意味が無くなる。 精霊魔法の使い手は詠唱が長い。基本、精霊に魔術の代理行使を求める際は契約を示す音節を詠唱に挟まなければならず、独力で魔術を扱う魔術師に比べ詠唱はかなり長いものになる。 その点刻印を用いる形式では、晒した刻印へ魔力を注ぐ事で契約の提示ができるため、他の魔術師と変わらぬ長さの詠唱ですむのである。 警戒魔術のさっぱり消え失せた門の内側へ進んだ。風が湖を撫でる音だけが響く城はやはり廃墟で、手入れされた様子も無い。 正面の扉は無論閉まっている。とりあえず両開きのそれを開けようとしてみたが、ユイの力では押しても引いてもガチャンガチャンと重い音がして施錠されているらしきことが分かるだけだった。 「ですよねー」 さして動揺もない声で一人呟く。流石にこのくらいで開くとは思っていない。 「誓い、咆哮、焔に焦がれ鎚に打たれる」 手をかざした蝶番が融解する。おおきな音を立てて扉が閉じたまま外れ、手前に倒れた。 ユイは遠慮なくその扉を踏みつけて城の中へ。 見た目は城だが、中はおかしな造りになっていた。玄関ホールから扉一枚で吹き抜けの大広間に出る。 居住のための空間はなさそうで、大広間以外の空間は控えの間や作業に使う為の小さい部屋らしい。例えるなら神殿、もっと言えばイベントホールの様だ。 ユイは大広間へ入り込んだ。だだっ広いそこは、上の方の窓が割れて外気が入り込み荒れている。 広間にはほとんど何もなかった。ただ一つ、中心に大きな石造りの箱が「この城のキモは私です!」と言わんばかりに存在感を放っている。 上に小枝やら何やらがアートの様にこんもり積もったその宝箱の様な棺の様な箱に歩み寄ると、箱に何かが刻まれているのが分かった。 流麗な紋様が連なるそれに、ユイは覚えがあった。"妖精の足跡(フェアリーマーク)"と呼ばれる古代語。主に精霊魔法の儀式などに用いるものだ。思わぬところで専門分野に出くわした。 「えっと、眠りを誘うもの眠る、目覚めは……ええい、邪魔」 上に重なる小枝や木の葉の山をザッザッと払い、箱に書かれた古代語を訳していく。 「目覚めは風に、祈りは鉄に、霊を捧げ、虹を手繰り、夢と現を幻で繋ぐ……なに?この紋章……痛っ!!」 さきほど払い落とした小枝が尖っていたのだろう、ユイの右手から血がぽたりと落ちた。 その赤は石の棺に刻み込まれた紋章の上に広がり……消えた。吸収されるようにユイの血が消え失せ、紋章が強い光を放つ。 「や、やばい……?!」 * 【後編】へつづく
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